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- 2021年8日26日
- マンパワー依存の弱点3選【独立における重要ポイント】
- こんにちは、代表の大西則和です。
今回のブログテーマは『理美容業における産業構造』についてです。
理美容業は、一般的に“労働集約型産業”と呼ばれており、マンパワーに頼る部分が多い業種です。
端的に言いますと、『人』がいてはじめて成り立つ仕事と言えます。
『人』がいないと始まらない業種ではあるのですが、本当にマンパワーにのみ依存していて良いのでしょうか?
答えはNOです。
特に拡大路線を進む上では危険です。
なぜマンパワーにのみ依存する事がNOなのでしょうか?
その訳は‥
①同ブランド上でのサービスに、ブレが発生する点
②経営安定化において軟弱な点
③スタッフとのトラブルの原因となりうる点
以上、大きく3つのポイントがあります。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
①同ブランド上でのサービスに、ブレが発生する点⬇︎⬇︎⬇︎
マンパワーにのみ依存するという事は、個人個人の感覚や、意識、知識や技能に全てを委ねるという事になり、個性が存分に発揮されると言う特徴の一方で、レベルの差が生じます。
同ブランドでありながら、サービスの質に違いが出ればお客様からの信頼を得る事はできません。
当グループでは、『人』を売りにし『笑顔を引き出す』事を事業の使命としておりますので、相反する難しいところとなります。
そこで男髪グループでは、個性を出し接客する部分と、サービス内容を統一する部分とをポイント毎に分け指導しております。
②経営安定化において軟弱な点⬇︎⬇︎⬇︎
次に理美容業界の特徴としまして、離職率の高さが挙げられます。
独立やスキルアップ、条件の不一致、人間関係、etc‥、色々な理由から離職となるわけですが、お客様にとって『人』だけが魅力で『店』には魅力を微塵も感じなければ、離職と共にダイレクトに売上に響き、会社に残ったメンバーを守るという点で軟弱になってしまいます。
当グループでは、お客様が選択出来るシステムを組み対応させて頂いております。
③スタッフとのトラブルの原因となりうる点⬇︎⬇︎⬇︎
もう1点、近年における理美容業の特徴として、慢性的な求人難がございます。
マンパワーに依存し過ぎている例として、求職者本人の技量やレベル度外視に、その時の求人の必要度合いにより労働条件が変化すると言うパターンを耳にします。
お店側が人に依存しすぎるあまり、必要な時に必要な人数が揃わなければ、その場合のみ労働条件を上げ求人をかけるというパターンです。
これは、既存で在籍しているメンバーとの間に労働条件の不公平が生まれ、一時的に問題は解決した様に見えても長期的な見地で見た場合、必ずスタッフとの間にトラブルが生じます。
当社では、全メンバー統一の就業規則、労働条件、給与条件により入社のタイミングなどによる不公平が出ない様に徹底しております。
上記の様な意味合いから、マンパワーに頼り過ぎるのは色々な側面から見て注意が必要であるという事が言えます。
会社自体が拡大路線にあるとすれば、上記3点の要素がより色濃くなることから特に意識しておかなければなりません。
最近では、機械化の発展やAIの技術進歩により様々なサービス業が徐々に『労働集約型』ではなくなってきております。
理美容業もこれからの先、必ずその波の影響を受ける事となります。
経営の多角化が、将来の会社経営において重要なファクターとなると感じております。
最後までお目を通して頂きありがとうございました。
代表 大西則和