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- 2021年8日26日
- 理容室の売上パターン4選【独立における重要ポイント】
- 皆さん、こんにちは! 代表の大西則和です。
今回のブログテーマは、経営の要である『売上』について書いていこうと思います。
売上を考える前に、まず理美容業界の現状から見ていきます。
現在、日本にはセブンイレブンやローソンの大手コンビニ、中小のコンビニも含め全国で約6万軒のコンビニエンスストアがあるそうですが、対する理美容室は何件あると思われますか??
その答えは驚きの、”37万軒!”
コンビニの6倍以上も店舗数があるのです。
では、1店舗あたりのお客様の数はどうでしょう??
現在の日本の総人口が約1億3000万人なので、単純に店舗数で割ってみると、1店舗辺り351人。
これが理美容業界を取り巻く現状の一部です。
ただ、1店舗辺り351人のお客様と言われてもピンとこないかもしれませんね‥。
それでは次に実際の売上を考えていきましょう。
お店により単価はまちまちだとは思いますが、よくあるヘアサロンのカット料金を仮に単価と位置付けると、¥4000【税込】×351人=¥1404000
おぉ!?
なかなか良い売上なのでは??
‥と思われたかもしれません。
しかし、この売上は全てのお客様でかけて出た額面なので、実際にはお客様のサイクルを考える必要があります。
お客様のサイクルを仮に2ヶ月に1度とすれば、売上は約半分の70万となり、思ったより低くなってきました。
しかも、この70万!【税込】ですので、消費税を考慮し純粋な売上で考えれば、さらに低くなります。
このぐらいの売上でやっていけるのか??
みなさんも関心の高い部分と思います。
では次に実際にはどの位の売上が必要なのか?を見ていくことにしましょう。
『必要な売上』で言いますと、店舗や会社の規模により1店舗辺りの必要売上はかなり変わってきます。
では、パターンを4つに分類して見ていきましょう!
①お1人で経営から接客まで全てを網羅されているお店。
②ご夫婦2人で営業されているお店。
③スタッフを雇用しつつ1店舗で営業されているお店。
④多店舗展開をされているお店。
①②は人件費が必要無い分、70万でも何とか経営していけるギリギリのラインでしょう。
③の段階ではスタッフ1人当たりの給料×スタッフ数を考える必要がでてきます。
この段階であれば、店の規模とそれに伴う経費が比例するように増える場合が多くなる為、増えた分の売上も上乗せされます。家賃や材料費、光熱費といった部分です。
④の段階ともなれば、法人化していくお店も増えると思います。
そうすると社会保険料が必須となり、スタッフのお給料×約15%が人数分必要です。
それに忘れてはならないのが広告宣伝費です。
これは、現場で働くスタッフに多くのチャンスを創っていくと言う意味からなかなか削減が難しい経費でしょう。
以上、ザッと簡単な説明でしたが、お店の規模毎に必要な売上がそれぞれ違います。
冒頭にもご紹介しました様に、現在理美容室は飽和状態にあり『お客様が通うお店を選択出来る状況』です。
そんな時代だからこそ、お客様は何を求めてお越しになられるのか??‥を真剣に捉える必要があります。
髪の毛を切りに行くだけなら、もっとシンプルでお求めやすいお値段で提供しておられるお店がたくさんあります。
そう考えると、ある時は癒し、励まし、笑い、お話をお聞きし、逆に聞いてもらい(笑)
そういった人間同士の関わり合いの中でお互いの信頼関係を気づけた時、時代が変われど普遍的に繁栄し続ける組織に成長出来ると考えます。
男髪グループは『人』が売り!と感じて貰える様にこれからも一生懸命頑張って参りたいと思います。
最後までお目を通して頂きありがとうございました。
男髪グループ代表 大西則和