- 2022年4日16日
- 【理容師・美容師】転職 「やりたいこと」が分からない時 転職の進め方
転職者の「ネガティブな自己分析の進め方」
今回の記事は「今の仕事が嫌だ、でも他に何がやりたいか 何が不満の原因か 分からない人」
に向けた転職の進め方を書いています。
転職を考える時に、
「やりたいこと」がはっきりしていないから次に進みたくても、どこに進めばいいのか分からなく、
もどかしい日々が続き苦しい思いをしている・・・そんな状態から いち早く抜け出す方法があります。
その方法は「やりたくないこと・今の仕事で耐えられないこと」を細部まで突き詰めること です。
この記事では、その具体的な手順と「スルスルと自分の本音が出やすくなる」ちょっとした工夫を紹介しています。
画像引用元 Sport aktiv「転職はしたい、でも何がやりたいか 分からない」時の進め方
「やりたくないこと」から転職を考える
「やりたくないこと」から考えるとは、前述した通り「今の仕事・生活で耐えられない・
もっとこうでありたい」など、「現在の不満の原因」を突き詰めていく「自己分析」のやり方の一種です。
まず転職活動の、最初の一歩は「自己分析」から始まります。「今の自分が抱えている不安・
本当はどうしたいのか・何が自分を苦しめているのか」自分自身との対話をして自分の道を考える事ですが、
これがなかなか難しいです。
転職を考えている人にとって、一番苦しい時期は「今の仕事に、生活に不満がある。
でも、それを変える・自分の進みたい道が分からない」時ではないでしょうか。
そんな時に、「やりたいことを見つけろ」と言われても「堂々巡りになって時間だけが過ぎていく」
なんて記憶が少なからずあると思います。ですが、「分からないのが普通」と考えていいと思います。それもそのはずで「やりたいこと」は
「不満」として姿を変えて存在しているからです。今の生活で不満を抱えている時は
「やりたいこと」が分からなくても、反対に「今、不満に思っていること」は絶対に持っているはずです。
「不満」というのは自分の理想と現実とのギャップで生まれます。
ということは「やりたいこと」が分からない人でも、「自分の理想・なりたい自分」
というのはちゃんと持ってるという事です。
となれば、「不満の原因」を突き詰めてあげる事で、「自分の本当の気持ち」を見つけることができます。
思い悩んでいる時は、思いのほか「世間一般や他人の価値観に支配されて、自分の気持ちに蓋をしすぎて、
やがて自分の感じている本音が分からない」という状態に陥っていることが多いです。
まずは人に伝えられないような愚痴を吐き出してしまいましょう。
それが出来たら案外スッキリしている自分に驚くと思います。人に伝えられないような愚痴を吐き出す
では、実際にどう「不満を吐き出していくか」ですが、まず、環境作りが大切です。
画像引用元 iS tock
「やりたいこと」が分からない人ほど、他人に優しく・気配りができるなど、
人との距離感を推し量ることのできる人が多いです。
その為、自分の気持ちを殺したり、他人の意見を優先してしまう傾向があります。
その年月が長ければ長いほど、段々と「自分の本音や本当の欲求」というのが分からなくなってしまいます。
「不満を吐き出すという行為」はどうしても他人の目が気になります。なので、オススメは
1人だけの空間でリラックスできる状態で行うのが望ましいでしょう。そして、専用のノートに
「今感じている不満・愚痴」を単語や箇条書きで良いので、思うままに書き殴ってみてください。
満足するまで、吐き出してみましょう。
筆者の私自身のおススメの方法としては、 夜、湯船につかりしっかりとその日の疲れを落とし、その日の振り返りをする事です。お風呂は1人だけの空間ですし、リラックスできる時間ですので、自分の本音が出やすくなる絶好のタイミングです。湯船に浸かっている時にノートを書ければ一番いいですが、難しい場合は湯上りに書いても大丈夫です。
時間が取れる時でいいので、自分の気持ちをノートに落とし込んでみてください。やっていくうちに、「~が嫌!」「もっと~だったらいいのに」「~でありたい」「~が耐えられない」など、不満の原因がより具体的になってくれば、成功です。「不満」から「自分の理想の状態」を紐解く
「愚痴」を書いていくうちに「~したい!」「~だったらいいのに」などの前向きな欲求や
「~が嫌だ!」「~が耐えられない」など、現実の問題がより具体的に出てくれば、
次はその「具体的な不満」を分析するステージです。
具体的な不満には自分の理想が隠れていますので、ここを深堀りしないわけにはいきません。たとえば、「シフト制の仕事で、生活のリズムが安定しないのが嫌!」「休みが少なくプライベートの時間が取れない」などの不満が出てくれば、自分の理想は少なからず、「固定の休みで、予定が立てやすく、勤務時間に対して柔軟な考えが出来ている会社や業界に就きたい」というような欲求に近いと考えられます。
「やりたいこと」が見つからなく、転職の軸が無い状態から、「少なくとも固定の休みで、生活のリズムが作りやすい会社・業界に就く」という1つの軸ができた状態にすることができます。もちろん、不満の数は複数あると思いますので、それぞれ「この不満を解決するためには、どんな生活にしたいか」を考えると「自分の欲求・本当はどうしたかったのか」が段々と見えてきます。
「やりたいこと」というのは、転職を考えている人や今の生活に不満がある人にとって凄く概念的な漠然としたものです。その一方で「やりたくないこと」というのは現実の問題に直結した、より身近で確実性のある事柄です。この2つを比較した時、「どちらが信頼できる基準か」は言うまでもありません。前向きな欲求も掘り下げる
「これが不満の原因だったのか」と手触り感が感じられるほど、原因がわかれば一段落です。
少し心に余裕が出てくるようになれば「前向きな欲求」にも目を向けてみましょう。
不満を吐き出す過程で、「具体的な不満」と一緒に、数は少ないかも知れませんが、
「~がしたい」「~のような生活がしたい」「~でありたい」など自分の隠れた欲求や
昔、興味を持っていたものが出てくるはずです。
今の生活に不満がある人や、毎日の仕事に忙殺されている人は
「自分の気持ちや本当にやってみたかったこと」など忘れてしまったり、
考える暇さえない事も多くありません。そこで、「ノートに書く」ことが大切になってきます。
ふとした時に読み返して思い出せるようにしておけば、忙しい毎日の中でも少しずつ
「自分の本音・この先の将来の方向性」を見失わずに行動していくことができます。
「前向きな欲求や理想を書く」時の周りの環境ですが、「いつもの日常とは違う場所・時間帯」に書くのも1つの環境作りになります。休みの日に時間が取れる人は、日々の喧騒から離れられる場所で行うのも1つの手です。また、あまり外に行きたくない人は、休みの日の朝に少し時間をとることで「いつもよりポジティブな思考」がしやすくなります。
慣れない間はすぐに「~がしたい」とは出てきにくいかもしれませんが、それでも問題ありません。
それよりも1日に5分でも「自分がリラックスできる時間」を作ることが大切です。
自己分析は一朝一夕で「自分なりの答えが出る」という事はあまりありません。
その上、自己分析の考え方も様々な方法があり、なかなか「答え」が出るまで時間がかかります。
ですが、考える過程で段々と「自分の隠れた本音・欲求や 自分の将来の方向性」が分かってくるのは
気持ちいい感覚があります。1日に5分でもいいので、自分を振り替える時間を持つことをオススメします。
他の記事でも、転職を考える際の「自己分析」の方法や 転職活動の情報を紹介していきます。我々のポリシー|「理容業界の古い体質を改革する」
我々「男髪GROUP」は発足して14年の大阪に4店舗を構える理容師組織です。
このブログでは、主に理容師・美容師のリクルート情報や経営論・転職の動き方を発信しています。
【 男髪GROUP 】は労働環境の改善に力を入れています。
理美容業界は古くからの特殊な体質により、労働環境の改善が後進的な業界です。
多くの理美容室では
店舗経営の為、長時間労働が強いられ、見習の期間は労働時間の他に技術練習が必須となります。
一人前の理美容師でも、雇われの状態では高い年収は望めない店舗が多くあります。
このような現状から「理美容師から身を引く人」は少なくありません。
折角、理美容師の免許を取り、技術を磨き、多くの時間を費やして「一人前の理美容師」になった方々が、
年収の低さや長時間労働による心身の限界で「理美容業界」を去るのは心苦しく感じます。
理美容業はお客様のライフイベントに携われ、多くのことを語らう事が出来る仕事というのもまた事実です。
我々の会社ではこうした「理容師業界の古い考え方・労働条件」にメスを入れ、
「理美容師が長く働ける環境」という制度を整備しています。
その実例として、お客様1人当たりの単価を上げ、時間当たりの生産性の向上を実現しています。
「時間当たりの生産性」が向上すれば、その分社員に還元する事が出来ます。
その結果として、定休日を週に2日を設け、完全週休2日制を導入しております。また、シフト制では無い為
社員全員が固定された休日をとることができ、生活のリズムが作りやすいというメリットもあります。
「理美容師」とは年齢が上がっても第一線で長く続けられる職業です。しかし、ライフステージが上がり、
年収・家族との時間や身体の衰えとのバランスが取りにくい労働環境が残っている業界でもあります。
理美容師として「やりがい」は感じているが、そうした生活面の不満要素で「この業界を去る」ことを考えている方は非常に勿体なく思います。是非一度、【 男髪GROUP 】のリクルートページをご覧ください。[この記事の著者]
船戸 [Web 広報・マーケティング 担当]