オーナーブログ
2021年11日14日
理容師から独立開業したオーナーが明かす、就職で失敗しない3つのポイント
皆様、こんにちは。
男髪グループ代表の大西則和と申します。
 今回のブログは、理容師ならほとんどの方が経験する転職にまつわる事を書いていこうとおもいます。
私も今まで何度か業界内で転職し、独立をしましたのでその経験と、独立しオーナーとなってからの経験とを合わせて、お話しをしていきます。
最後までどうぞお付き合い下さいませ。

目次:
理容業界に足りない部分
自分自身のタイプを知る
就職先とのミスマッチを避ける
まとめ

理容業界に足りない部分
 理容業界で良い就職先を見つける上で、まず初めにお話ししないといけないのは、理容業界に足りない部分や今の現状についてです。



理容業界は一般の業界に比べ少し特殊な業界です。よって転職事情や労働条件等も一般業界のそれとは違っていました。
何故過去形なのか?と言われると、今現在は少しづつ一般業界に近づいてきているからです。

 では初めに理容業界に足りない部分についてですが、こちらはズバリ“良い労働条件”です。
主に給与面、待遇面、コンプライアンス面となりますが、給与面では美容師と理容師を併せての平均年収になりますが、287万円で、これは特別給与額61,700円を足した数値となるようです。【大手求人サイト:リジョブ様の記事参照】
年齢や職位にもよりますが、決して満足のいく給与額でない事は見ての通りです。
 次に待遇面ですが、こちらも大きな部分で言いますと厚生年金や健康保険と言った社会保険が完備されていない就職先がまだまだ多いと言う点です。
 そして最後はコンプライアンス面。こちらも大きな部分は通常残業代や深夜残業代、休日出勤賃金等の割増賃金の問題です。こちらも現状見過ごされてきている就職先が多いと感じております。
 つらつらと書き綴りましたが、上記3点が現状の理容業界においてまだまだ努力が必要な部分と言いますか、伸び代といいますか、足りていない部分です。

自分自身のタイプを知る
 さて、理容業界で良い就職先を見つけるのに欠かせない事の一つとして、自分自身のタイプを知ると言う事があります。そういうと、『え!?良い就職先って就職する先のお店の事では無いの?』と少しクエスチョンマークが出る方もいらっしゃるとは思いますが、良い就職先を見つけるのにも実は自分を知ると言う事が重要です。



 私も独立させて頂いてから10年以上となり、色々と経験させて頂いた経験値から、雇用される理容師の特性が大きく何パターンかに分かれると捉えています。

①将来独立を考えているのか?いないのか?
②今現在の給与額が高い方が好みなのか?将来の安心が欲しいタイプなのか?
③自分自身がやりたい仕事のコダワリが強いのか?そうではないのか?
こちらの①②③について貴方はどの様なタイプでしょうか?
次の項目で、理容業界で良い就職先を見つける為の方法として、こちらの結果から具体例をあげて説明して参ります。

就職先とのミスマッチを避ける
 上の項目で、理容業界で良い就職先を見つけるのに欠かせない事の一つとして、自分自身のタイプを知ると言う事がありましたが、何故?自分自身のタイプを知らないといけないのか?その答えは就職先とのミスマッチを避ける為です。
給与が高くて、労働条件も良くって、自分のしたい事も自由に出来て、和気藹々でアットホームで‥そんな就職先は理容業界はもとより、どの業界にもありません。ですので、自分自身のタイプに合った就職先を見つける事こそが、良い就職先を見つけることに繋がります。
 前項①で将来独立を考えている方は、独立の事が学べたり、経験をさせてくれる様な“個人経営サロン”や“業務委託サロン”が向いているでしょう。逆に独立を考えていない方は、チームで生産性を上げていく“多店舗経営サロン”が向いています。自分自身の強みを活かし会社に貢献でき、弱い部分は他のメンバーが補ってくれやすいからです。
 前項②で今現在の給与額が高い方が良い方は“業務委託サロン”や“フリーランス”が向いています。反対に、将来の安心が欲しい方は“法人化しているお店”いわゆる会社として経営をおこなっているお店が向いています。業務委託サロンは高い還元率等の報酬が魅力の就職先です。【実際は就職では無く、個人事業主です】逆に会社として運営しているお店は給与額はそこまで高くは無いですが、社会保険完備等で年金による将来的な安心感や、自分自身が怪我や病気になった時の傷病手当金の支給等が魅力です。
 前項③の仕事へのコダワリが強い方は“特化型サロン”が向いています。例えばニューヨークバーバースタイルの様なフェード中心の仕事がしたいとすればその様なスタイルを売りとする特化型サロンが向いています。逆に色んな経験をしたい方や、会社の一員として力を発揮したい方は“多店舗経営サロン”や“トータルビューティーサロン”等が向いてます。特化型サロンは自分自身の好きなスタイルを目一杯出来る代わりに潰しが効きにくくなります。多店舗経営サロン等は潰しが効く代わりに自分自身のコダワリは出しにくくなります。【多店舗経営サロンでも色々なコンセプトでお店を出している会社は例外です】

まとめ
 理容業界で良い就職先を見つける方法として1番大切な事は、兎にも角にも就職先とのミスマッチを避ける事。ミスマッチを避けるには、
◎自分自身の事を深掘りし、自分自身が仕事に対して何にコダワリを持っていて外せないのか?逆にどんな事なら許容出来るのか?を改めて考える様にして下さい。
◎そして面接時に自分自身が外せないポイントについて就職先のお店にしっかりと聞くようにする事。
◎最後に、就職先のお店がどの様な部分を大事にして経営をされているのか?を聞いて下さい。その答えが自分自身にスッと入ってくる様であれば、貴方にとってきっと良い就職先です。



 求人広告や面接で耳障りの良い事しか書いてない言わないお店や、お店の事をなんだか異様に熱く語りアピールをしてくるところは少し冷静になって就職するか否か?を判断された方が賢明かと思います。
 では、最後になりましたが貴方にとってより良い就職先が見つかる事を祈ってお終いとさせて頂きます。最後までご覧下さりありがとうございました。

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